作曲
宮田泰輔・宮坂遼太郎
作詞
宮坂遼太郎

 

いつの間に寝てたの ハッと目がさめた夕方のあくびは深くてゆがんでる

ぶかぶかのシャツを風が吹き抜けて 流し込む麦茶はちょっとだけ渋い

いつの間に葉月もつごもりの頃で 昨日は風鈴が 割れてしまいました

冷蔵庫の中にはスイカが切ってあるから ひとっ風呂ザバッと行ったあとにとっておこう

 

何かがあるようで 何もないような日々がとけだしてく

シャワーの白いゆげがかげろうみたいに ゆらゆら消えてゆく

 

いくつになったって何も変わらないんだ

ただひたすらに汗ばっか流れてくんだ

そうやって蝉のしぐれが 終わってくまでずっとそんなんで

アイスキャンディ溶かして泣いた あの日想ったりするよ

 

外に出てみれば誰そかれその15分 白い電灯が点いたり消えたり

夕暮れの匂いをむせるくらいに吸い込んだらほんとにむせちゃったよ

 

いつまでもあるようで フッと消えちゃうようで頼りないや

まどろむ町の影は そうね ぬるくて透きとおってまるで気の抜けたラムネ

 

長く続きすぎた放課みたいな気配

ひどくゆったりと雲が流れていくよ

そうやって蝉の時雨はいつの間にやらスッと消えちゃうの

会いたい人がいたような気もするよ

 

太陽の去り際紫色した雲は飛行船団みたいだ かっこいいじゃんね

どんなに走っていっても追いつけるわけもなくて

また今日もいくのか

 

お腹が鳴ったからそろそろ帰ろうか

サンダルの足音鳴らして歩きましょ

下向いたひまわり見上げて

ギュッと手を組み背中伸ばして 名残惜しくもなるよね

 

そういえばラムネもあんまり飲んでないな

ちょっぴり切ない気持ちで家に着いて

付けっ放しのラジオから流れてたのは懐かしいメロディー

泣きたいなんて思っても言わないけど